
ジオラマについて
ジオラマは、背景画の前に人物、動物、建物、乗り物などの立体模型を置いて、情景を表現する展示手法のことを言い博物館などの公共施設にもよくジオラマが展示してあるので見たことがある人が多いと思います。
ジオラマは個人の趣味としても人気が高く、昭和初期をテーマにしたレトロなジオラマやガンダム、エヴァンゲリオンのように空想の世界を表現したジオラマなど色々な種類が存在するのです。恐竜を使ったジオラマや特撮ヒーローをテーマにしたジオラマなどは、子供にも人気があります。
プラモデルやジオラマ用の素材を使って本格的にジオラマを制作する人もいますが、完成した状態で市販されているジオラマをコレクションして愉しむ人も多いです。
中には、小さなジオラマをたくさん集めると、大きなジオラマになるものもあり、ファンの心を魅了しています。また、ジオラマを専門に撮影しているカメラマンもいて、ジオラマの写真集なども出版されているようです。
ジオラマを制作するだけでも奥が深い世界ですが、デジカメなどで撮影した画像を自分の作品として公開すると、さらに楽しめそうですね。ジオラマを作るのは面倒だけど、見るのは好きだという人には、滋賀県長浜市にある「海洋堂フィギュアミュージアム」をオススメします。
フィギュアや食玩で有名な海洋堂のミュージアムなので、子供から大人まで楽しめるはずです。ジオラマのイベントとして有名なのが、香川県三豊市で行われている「仁尾八朔まつり」。歴史上の物語やおとぎ話などをモチーフにしたジオラマは、仁尾八朔まつりのサイトでも見ることができます。
ジオラマ作り方

ジオラマの作り方は、人によってかなり違います。凝ろうと思えば、木の一本一本まで手作りすることができますし、市販品をそのまま使ったり、アレンジしたりして、ジオラマに使う人も多いです。材料もある程度は100均で揃えることができます。
また、工夫次第では身近なもので代用することもできるでしょう。初心者がジオラマを作る時には、写真立てくらいのサイズの小さなものから始めるといいと思います。ジオラマのサイズが大きくても小さくても、作る工程はそれほど変わりませんし、一度、ジオラマを完成させてしまえば、作る喜びや改善点などがわかるはずです。出来上がったジオラマを保管するのにも、場所をとらなくていいですね。
写真立てを使ったジオラマの作り方は、まず、邪魔なパーツを工具などで取り、枠の部分が汚れないようにテープなどで保護します。紙粘土を写真立ての中に埋めていき、しっかりと乾かしてください。
段差をつけたい時には、木切れや発砲スチロールなどを土台にしてから紙粘土で覆うといいでしょう。紙粘土の上に木工用ボンドを塗り、細かい砂をまきます。発砲スチロールを細かく砕いたものを混ぜると、変化がついていいかもしれません。
木工用ボンドが乾いてから、アクリル塗料で塗り、塗装が終わったら、枠に貼っていたテープを剥がします。後は、その上に、プラモデルの車両やフィギュアなどを配置して完成です。紙粘土の土台に段差をつけ、低いところを青く塗装し、その上に木工用ボンドをたっぷりとたらすと、水辺にすることもできます。